探索モード

探索モード Exploration Mode

遭遇モードでは戦闘についてラウンドを用いるが、探索モードはもっと自由である。君が馬に乗って荒れ地を旅し、商人と交渉し、あるいは危険と宝物を求めてダンジョンを探索する時、GMは時間の流れを決定する。探索モードには、遭遇モードのような即座の危険はないが、独特な課題がある。


探索モードのほとんどは、移動とロールプレイが含まれる。君はある町から別の町へと旅をしているのかもしれないし、道沿いの前哨で商人達と話をしているのかもしれないし、あるいは目的地で用心深い都市の守衛と簡単な会話をしているのかもしれない。君の移動の割合を、毎ラウンド5フィートのマス目で数えるのではなく、君は旅程速度を用いて、それを1分、1時間、あるいは1日ごとのフィートあるいはマイルで数える。それぞれのアクションを手番ごとに決めるのではなく、君は探索活動を行い、一般的には毎日の休息と日々の準備をするのに時間を費やす。

旅程速度 Travel Speed

GMがどのように移動を記録するかによって異なるが、君は関連する移動種別についての自分のキャラクターの移動速度に基づいて、フィートあるいはマイル単位で移動する。一般的な速度は、下記の表の通りである。

表9-2:旅程速度

移動速度 フィート/分 マイル/時間 マイル/日
10フィート 100 1 8
15フィート 150 1-1/2 12
20フィート 200 2 16
25フィート 250 2-1/2 20
30フィート 300 3 24
35フィート 350 3-1/2 28
40フィート 400 4 32
50フィート 500 5 40
60フィート 600 6 48

表9-2の速度は、平地や視界の開けた地形を、一定のペースで旅行することを想定していて、疲労状態で旅行することは想定していない。移動困難な地形をでの移動については、記載された移動速度を半分にすること。非常に移動困難な地形については、記載された量から、旅行する距離を1/3に減らすこと。もし、山を登る、水泳をするなど、旅行を達成するのに技能判定が必要なのであれば、GMは、結果と上記の表を用いて進展を判断し、1時間ごとに1回の判定を要求するだろう。

探索活動 Exploration Activities

旅行や探索をしている間に、君が一般的に道沿いでどのような様子であるかをGMに教えること。もし君が目標に向かって確固とした歩みを進める以外のことをしていないのなら、君は表9-2に提示された旅程速度で移動する。単純に旅をする以外の何かをしたいと思うのなら、君は自分が試みることを描写する。「ダガーを使って、邪悪な罠があるかどうかを判断するためにそのドアを小突きます」などのように、細部まで細かいことを描写する必要はない。代わりに、「障害がないかこの範囲を捜索します」で十分である。GMは君の描写と合致する最善の探索活動を見つけ、その活動の効果を描写する。探索活動には、君の旅程速度やその効率を制限するものがある。

これらは最も一般的な探索活動である。

隠密移動 AVOID NOTICE

探索

君は半分の速度で移動をしながら、気が付かれないための〈隠密〉を試みる。もし君が《素早い忍び歩き》の特技を持っているのなら、半分ではなく完全な移動速度で移動することが出来るが、そうしている間、それでもなお、別の探索活動をすることは出来ない。もし君が《伝説の忍び歩き》の特技を持っているのなら、君は完全な移動速度で移動し、2つ目の探索活動を行うことが出来る。もし君が遭遇の開始時点に“隠密移動”を行っているのなら、大抵の場合、イニシアチブと、敵が君に気付いているかどうか(イニシアチブ判定の結果に関わらず、〈隠密〉の通常通りに、敵の〈知覚〉DCに基づく)の両方を決定するため、〈知覚〉ではなく〈隠密〉を両方のためにロールする。

防護 DEFEND

探索

君は盾を掲げながら、旅程速度の半分で移動する。もし戦闘が発生したなら、君は最初の手番の開始前に“盾を掲げる”の利益を得る。

魔法探知 DETECT MAGIC

 探索

君は一定の間隔でディテクト・マジックを発動する。君は旅程速度の半分以下で移動する。300フィート/分までの旅程速度では、魔法のオーラを偶然に見落とすということはないが、パーティが魔法のオーラの中に入る前にそのオーラを探知するには、150フィート/分より速い速度で移動していてはならない。

専門家にならう FOLLOW THE EXPERT

  探索 
登攀、技能判定を要する異なる探索戦術を行う(「隠密移動」のような)などといった、探索中に要求される技能判定を試みている味方を1人選ぶこと。その味方は少なくともその技能に熟練でなければならず、助けを与えることに同意していなければならない。「専門家にならう」をしている間、君はその人物の戦術通りであるか、似たような技能判定を試みていなくてはならない。君の味方の助力のおかげで、たとえ未修得でも、君は関連する技能判定に習熟ボーナスとして君のレベルを加えることが出来る。更に、君は君の味方の習熟(熟練なら+2、達人なら+3、伝説なら+4)に基づく状況ボーナスを技能判定に加えることが出来る。

強行軍 HUSTLE

探索 移動

君は無理をして旅程速度の2倍の移動をする。君は耐久力修正値の10倍(最小で10分)に等しい分数のみ、「強行軍」をすることが出来る。君が「強行軍」をしているグループにいるならば、グループが共に「強行軍」することの出来る速度を決定するために、全員の中で最も低い耐久力修正値の者を用いること。

調査 INVESTIGATE

 探索

君は半分の足で旅行している時に周囲の情報を探す。君は君が目にし、旅を進める時に出会う様々な物事の間の手がかりを発見するため、非公開判定として「知識を思い出す」を用いる。君は「調査」をしている間に「知識を思い出す」アクションを持つどの技能を使っても良いが、GMが、君が見つけることの出来る手がかりにその技能が関連しているかどうかを判断する。

呪文反復 REPEAT A SPELL

 探索

君は半分の速度で移動する間、繰り返して同じ呪文を発動する。一般的には、この呪文は戦闘が発生した場合に備えて君が効果を発揮させておきたいキャントリップで、君が2アクション以下で発動することの出来るものでなくてはならない。呪文を繰り返すことの疲労を起こさないため、君が積極的にこれを使うのは、何か異常なことが発生している時だけだという可能性が高い。

君は変わりに、この連続行動を使って、継続した持続時間で「呪文の維持」や「起動の維持」をすることが出来る。ほとんどのこのような呪文やアイテムの効果は10分間継続するが、維持可能なものの中には、異なった持続時間を持つものもあるだろう。

斥候 SCOUT

探索

君は半分の速度で前方や後方を偵察して危険を見張る。次の遭遇の開始時に、君のパーティの全てのクリーチャーはイニシアチブ・ロールに+1状況ボーナスを得る。

探索 SEARCH

探索

隠し扉、隠れた障害などといったもののために君は細心の注意を払って「捜す」を行う。君は大抵の場合、どの場所を判定するのが最善であるかを知る教養のある考えを思いつくことが出来る。君は半分の速度で移動するが、もし君が徹底的に行い、全てを確かめたことを保証したいのなら、300フィート/分以下の速度で行う必要があり、あるいは、君が足を踏み入れる前に全てを確かめることを保証したいのなら、150フィート/分以下の速度で行う必要がある。君は常に、もっと徹底的に範囲を「捜索」するために、もっとゆっくりと移動することが出来る。また、《卓越した捜索》の特技によってこれらの最大移動速度は増加する。もし君が「捜索」中に隠し扉、アイテム、あるいは障害に出くわしたのなら、君が隠された物体や障害に気がついたかどうかを確認するための、「捜す」の非公開判定を試みることになる。探索すべき多くの物体がある場所では、徹底的に探索をするためには、君は立ち止まって、非常に長い時間を費やさなくてはならない。

技能探索活動 SKILL EXPLORATION ACTIVITIES

第4章:技能には数多くの追加の探索活動が記載されており、ここにはその要約を述べる。

呪文の借用 Borrow an Arcane Spell:君は誰かの呪文書から呪文を準備するために〈秘術学〉を使う(p241)。

強制 Coerce: 君は〈威圧〉を用いて君の望むことをさせるためにクリーチャーを脅迫する(247ページ)。

足跡を隠す Cover Tracks:君は自分の痕跡を隠すために〈生存〉を使う(252ページ)。

解読 Decipher Writing:君は古代の、見知らぬ、あるいは暗号の文書を理解するために適切な技能を使う(234ページ)。

情報収集 Gather Information: 君は特定の個人や話題について知るために、〈交渉〉を使って依頼して回る(246ページ)。

錬金術の識別 Identify Alchemy:君は錬金術アイテムの識別をするために〈製作〉と錬金術道具を使う(245ページ)。

魔法の識別 Identify Magic: 様々な技能を使って、君は魔法のアイテム、場所、持続中の効果について学ぶことが出来る(238ページ)。

なりすます Impersonate:君は〈ぺてん〉と、大抵の場合は変装用具を使って変装を行う(245ページ)。

呪文を学ぶ Learn a Spell: 君は新しい呪文を手に入れるため、呪文体系に対応した技能を使う(238ページ)。

懐柔する Make an Impression: 君は誰かに良い印象を与えるために〈交渉〉を使う(246ページ)。

修理 Repair: 修理道具と〈製作〉で、損傷したアイテムを直す(243ページ)。

方向感覚 Sense Direction: 君は自分がどこにいるかという感覚を得るか、基本的な方角を判断するために〈生存〉を使う(252ページ)。

無理矢理入り込む Squeeze: 〈軽業〉を用いて、君は非常に狭い場所に入り込む(241ページ)。

追跡 Track:君はクリーチャーの痕跡を探し、後を追うために〈生存〉を使う(252ページ)。

傷の手当 Treat Wounds: 君は生きているクリーチャーの傷を手当するために〈医学〉を使う。

休息と日々の準備 Rest and Daily Preparations

君は休息し、準備をする十分な時間を取る際に、最善のパフォーマンスをすることが出来る。24時間に1度、君は休息期間を取ることが出来る(一般的には8時間)、その後、君は自分の【耐久力】修正値に等しいヒットポイント☓レベルを回復し、特定の状態を改善するか、回復するかもしれない(453ページ)。鎧を着て眠ることによって、休息が乏しく、疲労状態が残るかもしれない。もし、君が16時間より多い時間を休息なしで過ごしたなら、君は疲労状態になる(君は少なくとも6時間の継続した休息を取るまで回復しない)。

休息後、君は日々の準備をする。これは約1時間かかる。君は休息した時にのみ、そして1日に1回のみ、準備をすることが出来る。準備には下記のことが含まれる:

  • 呪文使いは呪文スロットを回復し、準備型の呪文使いはその日に通ことの出来る呪文を選ぶ。
  • 集中点やその他の準備中に更新される能力と、魔法のアイテムの使用を含んだ、1日に特定の回数のみ使うことの出来る能力がリセットされる。
  • 鎧を着用し、武器やその他の装備を装備する。
  • その日の利益を得るため、10個までの身に付ける魔法のアイテムを運用する。

コメント

タイトルとURLをコピーしました