知覚

知覚 Perception

君の知覚は、物事に気付き、隠されているものを探し、状況の何かが疑わしいかどうかを知る能力の指標である。このステータスは、誰が遭遇で最初に行動するのかを決定するためのイニシアチブ・ロールのために頻繁に使用され、また、“捜す”アクションのためにも使われる。

知覚判定のロールのためのルールは448ページに掲載されている。下記のルールには、光の効果及び世界を感じる特定の感覚における認識性と、知覚によってクリーチャーを感知し、位置を特定するためのルールを説明している。

Light

ある範囲での光の量は、君がどの程度よくものを見ることが出来るかに影響を与えることがある。光には3つの段階がある:明るい光、薄暗い光、暗闇である。この本のルールは、特記ない限り、全てのクリーチャーが明るい光の下にいることを想定している。光源には、明るい光で照らす半径が記載されており、その2倍の半径を薄暗い光で照らす。

明るい光 Bright Light

太陽の光のように明るい光の下では、クリーチャーと物体は平均以上の視覚を持つ誰でも、はっきりと視認される。クリーチャーの種別の中には、明るい光によって目が眩んだ状態や盲目状態になるものがある。

薄暗い光 Dim Light

影の中や弱い光源によって照らされている範囲は、薄暗い光の下にある。薄暗い光の下では、クリーチャーと物体は、捜す者が暗視か夜目を持っているか(465ページの特殊な感覚参照)、視覚以外の明瞭な知覚がない限り、視認困難状態を得る。

暗闇 Darkness

暗闇の中のクリーチャーや物体は、捜す者が暗視か、視覚以外の明瞭な知覚を持っていない限り(465ページの特殊な感覚参照)、隠れた状態か、未探知である。

暗視か、闇の中で知覚する別の方法を持っていないクリーチャーは暗闇の中では盲目状態だが、暗闇の向こう側の光に照らされた範囲を見ることは出来るだろう。もし、あるクリーチャーが光に照らされた範囲を見通すのなら、通常通りにその光に照らされた範囲内のクリーチャーを見ることが出来る。暗闇の中にいた後で、突然に明るい光にさらされることによって、君は短い間、目が眩んだ状態になるかもしれないが、これはGMが判断する。

感覚 Senses

クリーチャーが知覚を用いる方法は、どんな感覚を持っているかによる。感覚を理解するために知っておく必要がある主な概念は、明瞭な知覚、不明瞭な知覚、そして目標が得ているであろう3つの探知の状態である:可視状態、隠れた状態、あるいは未探知である。、聴覚、そして嗅覚が3つの主要な感覚であるが、それらは同じ度合いの精確性ではない。

明瞭な知覚 Precise Senses

平均的な視覚は明瞭な知覚―微妙な細部まで世界を知覚するために使うことが出来る感覚―である。欠点なしで、あるクリーチャーを対象に取る唯一の方法は、明瞭な知覚である。君は大抵の場合、そのクリーチャーが隠れているか、環境に紛れているかするのでない限り、クリーチャーを自動的に明瞭な知覚で探知する。隠れている、環境に紛れているといった場合については、そのクリーチャーをよりよく探知するために“捜す”の基本アクションを用いることが出来る。

不明瞭な知覚 Imprecise Senses

聴覚は不明瞭な知覚である――聴覚は明瞭な知覚が出来るような、完全な詳細を探知することは出来ない。君は大抵の場合、不明瞭な知覚によって自動的にクリーチャーを感知することが出来るが、可視状態ではなく、隠れた状態になる。もしそのクリーチャーが〈隠密〉を使っているか、聴覚の場合なら騒音の空間など、環境が感覚をねじ曲げているのなら、君からは未探知状態であるかもしれない。そういった場合では、君はそのクリーチャーを探知するために“捜す”の基本アクションを使わなくてはならない。最善でも、不明瞭な知覚は未探知のクリーチャー(あるいは君がそこにいることすら知らなかったクリーチャー)をただ、隠れた状態にすることしか出来ない――そのクリーチャーを可視状態にすることはない。

あいまいな知覚 Vague Senses

キャラクターはまた、多くのあいまいな知覚を持っているかもしれない――あいまいな知覚は、そこに何かがあると知らせることが出来るが、それが何であるかを判断するために集中するのには有用でない。一般的なキャラクターにおいて、こういった知覚の内で最も有用なのは、嗅覚である。最善でも、あいまいな感覚は未察知のクリーチャーの存在を探知するのに使うことが出来て、未探知状態にするだけである。そして、あいまいな知覚はそのクリーチャーを隠れた状態や可視状態にするのには不十分である。

あるクリーチャーが別のクリーチャーを探知する際、GMは常に、可能な最も明瞭な知覚を用いること。パスファインダーのルールは、クリーチャーは唯一の明瞭な知覚として視覚を、唯一の不明瞭な知覚として聴覚を持っていると想定している。しかしながら、キャラクターやクリーチャーの中には、この想定通りではない明瞭な知覚や不明瞭な知覚を持つ。例えば、視覚に乏しいキャラクターは視覚を不明瞭であると取り扱い、鋭敏嗅覚の能力を持つ動物は、嗅覚を不明瞭な知覚として用いることが出来る。そして、反響定位や似たような能力を持つクリーチャーは聴覚を明瞭な知覚であると取り扱うかもしれない。このような感覚はしばしば、反響定位[明瞭]、鋭敏嗅覚[不明瞭]30フィートのように特別な名前を与えられた上で記載される。

特殊な感覚 Special Senses

人間は薄暗い光の下でクリーチャーを認識するのが難しいかもしれないが、エルフはこういったクリーチャーをはっきりと見ることが出来る。そして、エルフは月明かりの下での視覚に問題は無いが、完全な暗闇を見通すことは出来ず、ドワーフにはそれが出来る。

特殊な感覚は、平均的な知覚が通用しないような状況になると、その感覚を持つクリーチャーに、未探知、隠れた状態、あるいは視認困難状態(下記のクリーチャーの探知に記されている)を無視するか、軽減するような、より優れた認識能力を与える。下記は一般的な特殊な感覚の例の幾つかである。

暗視と優れた暗視 Darkvision and Greater Darkvision

暗視や優れた暗視を持つクリーチャーは、暗闇や薄暗い光の範囲で完璧に物を見ることが出来るが、このような視覚は白黒のみである。4レベルのダークネス呪文のような、魔法の暗闇には、通常の暗視を防ぐものがある。しかしながら、優れた暗視を持つクリーチャーはこのような魔法の暗闇をも見通すことが出来る。

夜目 Low-Light Vision

夜目を持つクリーチャーは明るい光の下であるかのように薄暗い光の下で物を見ることが出来るので、薄暗い光を理由とした視認困難状態を無視する。

鋭敏嗅覚 Scent

嗅覚は、臭いによってクリーチャーや物体を感知することに関わり、大抵はあいまいな知覚である。この射程はその能力に記されており、探知されるクリーチャーあるいは物体が香り(例えば、非実体のクリーチャーは大抵、香りを発していない)を発している場合にのみ機能する。もしあるクリーチャーが強い香りを発しているか、風上にいるのなら、GMはそのクリーチャーを探知するために使われている嗅覚能力の射程を2倍か、あるいは3倍にすることすらある。そして、GMはクリーチャーが風下にいるのなら、射程を減少させることが出来る。

振動感知 Tremorsense

振動感知によって、クリーチャーは移動によって引き起こされる固体の地面を通じての振動を感じることが出来る。これは、大抵の場合、限られた射程(その能力に記されている)のある不明瞭な知覚である。振動感知は、探知しているクリーチャーが相手と同じ地面の上におり、かつ、その相手が地表を移動している(あるいは穴掘りで進んでいる)時にのみ機能する。

クリーチャーの探知 Detecting Creatures

君があるクリーチャーを知覚出来る度合いについての指標となる3つの状態がある:可視、隠れた状態、未探知である。しかしながら、視認困難状態と不可視状態は部分的にクリーチャーを覆い隠しており、未察知状態は、クリーチャーが周囲にいることを君が知らないことを示している。ここの説明に加えて、君はこういった状態について、618-623ページの付録―状態で見つけることが出来る。

不可視状態という例外はあるが、これらの状態は見る側にとっての相対的なものである――あるクリーチャーが君にとっては可視状態だが、君の味方からは隠れた状態であるということがあり得る。君が視認するのが難しいクリーチャーを目標にしようとするか、そうでなければ知覚しようとするなら、様々な欠点が適用される。これらのルールのほとんどは、君が探知しようとしている物体及びクリーチャーに適用される。一般的に、いずれのパーティも完全な情報を持っていないため、GMが、クリーチャー同士が互いにどの程度、相手を探知出来るかを記録する。例えば、君は自分が知覚した最後の場所にあるクリーチャーがいると考えるかもしれないが、“忍び歩き”で遠くにいるということもあり得る。あるいは、君は、あるクリーチャーが暗闇の中で君を視認できないと考えるかもしれないが、暗視を持っていることもある。

君は〈隠密〉技能(251ページ)を使うことによって、“隠密移動”“隠れ身”“忍び歩き”をして探知されないように試みたり、〈ペテン〉を使うことによって“陽動”(245ページ)を行うことも出来る。

可視状態 Observed

ほとんどの状況では、君は支障なくクリーチャーを知覚し、通常通りにそれらを目標にすることが出来る。この状態のクリーチャーは可視状態である。可視には明瞭な知覚が必要である。これはほとんどのクリーチャーにとっては視覚を意味するが、、主な感覚として視覚を用いないクリーチャーについては、サイドバー(465ページ)のその他の感覚で知覚するの助言を参照すること。もし、君があるクリーチャーを可視状態と捉えることが出来ないのなら、そのクリーチャーは隠れた状態、未探知、あるいは未察知状態で、対象に取る制限を満たすために条件があるだろう。もしあるクリーチャーが可視状態であったとしても、視認困難であるということもある。

隠れた状態 Hidden

隠れているクリーチャーは、ただ気付かれているというだけである。君は隠れた状態のクリーチャーが占めている接敵面を知っているが、その他のことをほとんど知らない。恐らく、そのクリーチャーはちょうど遮蔽の背後に移動し、“隠れ身”のアクションに成功しただけかもしれない。君の目標は、深い霧や滝の向こうにいて、何らかの動きを見ることは出来るが、正確な場所を判断することは出来ないかもしれない。君が盲目状態であるか、そのクリーチャーが不可視の効果を受けていて、“捜す”の基本アクションによって、聴覚のみを頼りにその大体の位置を判断出来るのかもしれない。どの場合についても、君は隠れた状態のクリーチャーに対して立ちすくみである。

隠れた状態のクリーチャーを目標とする際、効果を決定するロールを行う前に、君はDC11の平目判定を試みなくてはならない。もし失敗したなら、君はそのクリーチャーに影響を与えることはなく、君が使っているアクションはそれでも消費される――呪文スロット、コスト、その他のリソースも消費される。目標に取ることに成功したかどうかに関わらず、君はそのクリーチャーに対して立ちすくみのままである。

未探知 Undetected

もし、あるクリーチャーが未探知であるのなら、君はそのクリーチャーが占めている接敵面を知らず、そのクリーチャーに対して立ちすくみ状態であって、簡単にそのクリーチャーを目標にすることが出来ない。“捜す”の基本アクションを使うことは、君が未探知のクリーチャーを見つける手助けとなり、大抵の場合、そのクリーチャーを君から未探知ではなく、隠れた状態とする。もし、あるクリーチャーが未探知であるとしても、それは必ずしも君がその存在に気付いていないことを意味しているわけではない――君はその接敵面がどこかを知らなかったとしても、未探知のクリーチャーが部屋の中に自分と共にいると疑っているかもしれない。未察知の状態は、君がその存在に完全に気付いていないクリーチャーについて定義している。

未探知状態のクリーチャーを目標に取ることは困難である。もし君が、周りにクリーチャーがいると思っているのなら、君はあるマス目を選んで攻撃を試みることが出来る。これは隠れたクリーチャーを目標に取ることと同じように機能するが、平目判定と攻撃ロールは両方ともGMによって非公開でロールされる。GMは君に失敗の原因を教えない――平目判定に失敗したのか、攻撃ロールが低かったのか、間違ったマス目だったのかは分からない。GMは君に、なんらかの呪文か、似たような様式のその他の能力で未探知のクリーチャーを目標に取ることを許可するかもしれない。未探知のクリーチャーは通常通り、範囲効果の目標となる。

例えば、敵のエルフのウィザードがインヴィジビリティを発動し、それから“忍び歩き”をしたとしよう。君はエルフの移動速度は30フィートであることから、恐らく開いた扉に向かって15フィート移動したと思った。君はエルフの移動開始から直線上に扉まで15フィート移動したマス目まで移動して攻撃をした。GMは非公開で攻撃ロールと平目判定をロールしたが、君が正しいマス目を攻撃していないことを知っている――エルフは実際には隣にいるのだ! GMは君が失敗したと伝える。このため、君は万が一に備えて隣の空間に次の攻撃を行った。この時は、正しい場所で、GMの非公開の攻撃ロールと平目判定が両方とも成功し、君の攻撃は命中する!

未察知 Unnoticed

もし、あるクリーチャーがそこにいるのかどうかすら君が知りようがないのなら、そのクリーチャーは君にとって未察知である。未探知状態のクリーチャーはまた、未察知でもあるかもしれない。この状態は大抵の場合、完全に君のことを気付いていない目標に対してのみ使うことの出来る能力にとって問題となる。

視認困難と不可視 Concealment and Invisibility

視認困難と不可視状態は、あるクリーチャーを視認するのが難しくなるような、特定の状況を反映している。

視認困難 Concealed

この状態は霧の中、薄暗い光の下、あるいはその他の、視覚を紛らわせるが、効果への物理的な障壁を与えない何かの中にいるクリーチャーを守る。視認困難の範囲という説明のある地形効果や地形種別は、その中にいる全てのクリーチャーを視認困難にする。

君が自分にとって視認困難なクリーチャーを目標とする際、効果を決定するためのロールを行う前にDC5の平目判定を試みなくてはならない。もし失敗したなら、君はその目標に影響を与えない。視認困難状態は、そのクリーチャーにどの探知状態が適用されるかという主なカテゴリを変更しない。軽い霧の中にいるクリーチャーは、視認困難であったとしても、なお可視状態である。

不可視状態 Invisible

不可視状態(インヴィジビリティ呪文やインヴィジビリティのポーションなどによって)であるクリーチャーは、視覚を唯一の明瞭な知覚とする全てのクリーチャーにとって自動的に未探知状態となる。視覚以外の明瞭な知覚は不可視状態を無視する。

君は不可視状態のクリーチャーの位置を探そうとして“捜す”アクションを使うことが出来る。“捜す”アクションは不可視状態のクリーチャーを君から隠れた状態にする。これは、不可視状態のクリーチャーが再び未探知状態になるための“忍び歩き”を使うのに成功うるまで続く。もし君が、あるクリーチャーが不可視状態になって隠れ始める際にそのクリーチャーを既に可視状態としていて、不可視状態となった時にいた場所を知っているとしても、そのクリーチャーはそれから未探知になるために“忍び歩き”することが出来る。

その他の効果によって不可視状態のクリーチャーは隠れた状態になるか、可視状態になるが、依然として視認困難状態であるということがある。例えば、もし君が不可視状態のクリーチャーの足跡を雪の上で追跡したなら、足跡はそのクリーチャーを隠れた状態にするだろう。同じように、不可視状態のクリーチャーにネットを投擲すれば、そのネットがクリーチャーの上にある限り、そのクリーチャーは可視状態だが、視認困難である。

その他の感覚での探知 DETECTING WITH OTHER SENSES
もし、あるモンスターが視覚以外の感覚を用いているなら、GMはその敵を探知している方法を、モンスターの感覚で機能する同等のものと入れ替えてよい。例えば、反響定位を持っているクリーチャーは主な感覚として聴覚を使うかもしれない。これは、その獲物は騒音のある部屋では視認困難となり、十分な騒音の下では隠れた状態に、そしてサイレンス呪文の範囲では不可視状態になることすらあるという意味である。
その他の感覚と〈隠密〉 Using Stealth with Other Senses
〈隠密〉は視覚的な探知を避け、視覚と聴覚を避けて“隠密移動”し、“忍び歩き”するために設計されている。多くの特殊な感覚については、プレイヤーはどのようにその特殊な感覚での探知を回避するかを説明し、最もふさわしい〈隠密〉アクションを使うことが出来る。例えば、振動感知を通じて探知されることを回避するために軽やかに歩くクリーチャーは、“忍び歩き”を使うことになるだろう。

中には、“忍び歩き”のために、敏捷に基づいた〈隠密〉技能判定をロールすることがふさわしくない場合もある。例えば、心臓の鼓動を探知可能なクリーチャーに直面した際、探知されるのを避けようとするPCは脈拍を緩やかにするために瞑想をして、〈隠密〉判定の能力修正値に敏捷力の代わりに判断路y区を使うかもしれない。聴覚と視覚を両方持っているなど、君を探知可能なクリーチャーが複数の感覚を持っている場合、PCはその判定に、適用可能な内で最も低い能力修正値を用いる。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました