パスファインダーの世界(1)次元界

パスファインダーの世界(1)

Product Identityであるため、パスファインダーRPGの世界について本wikiに掲載されることは不適切である……かもしれない。というわけで、このブログでは、パスファインダーRPGの世界について、自分なりの言葉で解説をしていく。

次元界 Plane

突然だが、パスファインダーRPGの公式ワールド設定、つまり、公式から出版されているアドヴェンチャーの舞台となる世界は、マルチバースである。

マルチバースとは、多次元宇宙のことであり、パスファインダーRPGの世界においては、宇宙には様々な「次元界」が存在していて、それが折り重なったり、あるいは離れていたりして出来ているよ、ということである。

(著作権表記:上記イラストはpaizo blogに公開されたイラストで、Community Useの規定により、転載してよいことになっている)

我々の太陽系に木星があり、金星があり、水星があるのと同じように、我々の宇宙が乗っかっている次元界(物質界)というものがあり、そのほかに、火や水や、色々な別の次元界が幾つか、ふわふわと存在しているのだ。

ただ、この次元界、という世界は多くの場合、冒険で直接に意識する機会はない。

実はパスファインダーRPGの世界の主な舞台はゴラリオンという名前の惑星である。

ゴラリオンが属している太陽系には他の惑星もあって、そして、ゴラリオンの太陽系の外には我々の住む地球の太陽系もある。オリオン座も天の川も、ゴラリオンから遠く離れたどこかに存在している。そういった全て、我々の目に見える、宇宙のどこかで繋がっている全てを、物質界Material Planeと呼称する。

そして、物質界という大きな括りの外側に、別の次元界が存在している。

つまり、グーグルアースでどんどん惑星ゴラリオンをズームアウトしていくと、ゴラリオンの太陽系が見える。更にズームアウトすると、物質界全体が見える。その更に先。そこに多数の次元界が見えてくる。

そこには、幾つもの重なり合った次元界があって、それらを総称して大いなる彼方、すなわち、グレート・ビヨンドGreat Beyondと呼ぶのである。そこには謎めいた、不思議な生き物がいる世界がいっぱいあるのである。その仕組みは複雑怪奇。というわけで、とにかくそういうものがあるんだ、ということだけ覚えておけばよい。

内方次元界と外方次元界 Inner Sphere and Outer Sphere

次元界は更に、内方次元界、外方次元界などといった分類に分かれている。
ここで再び、先ほどのイラストを使って説明しよう。

 

これは次元界の模式図となっている。

(1)物質界 ― 左上の円の中心の黄色い球体、我々の住む世界
(2)エーテル界 ― 左上の円の下部にある赤や青や緑の球体、感情の力を司る無重力の世界
(3)負のエネルギー界 ― 左上の円の右側にある黒い渦、死を司る世界
(4)正のエネルギー界 ― 左上の円の左側にある白い渦、生を司る世界
(5)エレメンタル界 ― 左上の円の中心を取り巻く球体、火、、水のエネルギーを司る世界
(6)アストラル界 ― 模式図中心の星々に彩られた闇、内方次元界と外方次元界の間にある
(7)ファースト・ワールド ― 正のエネルギー界と物質界の間の空間
(8)ボーン・ヤード ― 左上の円に接して外方次元界に向いている構造物
(9)アンチポデス ― ボーン・ヤードから右側にある構造物
(10)メイルシュトローム ― 右側に見えるカラフルで巨大な球体の一部

なお、この図にある上の赤い輪と緑の輪はそれぞれ、物質界の生き物の魂のゆくすえと、次元界の生き物の魂のゆくすえを示している。

魂のゆくすえ

このマルチバースでは、様々な生き物が発生し、死を迎える。

物質界の生き物は肉体が死んでも魂は残る。魂は、正のエネルギー界から生み出された次元界の存在なのだ。

魂だけになった生き物(いわゆる、常識的な言葉で言うところの死者)はボーン・ヤードに集められる。ボーン・ヤードからアストラル界を通って、魂はアンチポデスへと送られる。アンチポデスは、いわば港のようなもので、たどりついた魂はメイルシュトロームMaelstromに更に送られていく。

メイルシュトロームは、広大な地図もなく、主もいない場所の総称で、イラストはこんな感じ。

(メイルシュトロームでプロテアンと戦うメイガスのアイコニック・キャラクター、セルティエル)

メイルシュトロームという広大な宇宙のような海のようなこの混沌の中に、7つの属性を持つ次元界が浮かんでおり、それぞれの属性のエネルギーから生まれた来訪者Outsiderが住んでいる。


秩序にして中立 ― アクシスAxis

(下層次元界 Lower planes)
中立にして悪 ― アバドンAbaddon
混沌にして悪 ― アビスThe Abyss
秩序にして悪 ― ヘルHell

(上層次元界 Upper planes)
混沌にして善 ― エリジウムElysium
中立にして善 ― ニルヴァーナNirvana
秩序にして善 ― ヘヴンHeaven

(これに真なる中立のボーンヤード、混沌にして中立のメイルシュトローム自身を加えて9属性になる)


外方次元界にやってきた魂は、生前の行いによってファラズマに行き先を決められており、秩序にして善の者はヘヴンへ、混沌にして悪のものはアビスへ、というように、それぞれの次元界に送られる。

この頃には魂はもう、生きている時代の記憶はあまり持っていない。こういった状態になると、魂はペティショナーpetitionerと呼ばれる。ペティショナーになると、もはやその状態から生者に戻ることはなく、肉の器との繋がりは完全に絶たれ、この段階で生前の状態に蘇生されることはない。

ペティショナーは来訪者の一種で、他の来訪者と同じように来訪者としての死を迎えると所属するエネルギー界のエネルギーの一部になる。だが、時として、研鑽を積み重ねるなどして力を得ることによって別の来訪者に変化することもある。

たとえば、善行を積んだペティショナーはエンジェル(善の来訪者)になることがあるし、秩序にして悪の行いを追求したペティショナーはアスラ(秩序にして悪の来訪者)になることがある。

来訪者Outsider

各属性の次元界には神々やモンスターが住んでいるほか、来訪者と呼ばれる存在が生息している。来訪者は物質界の物質で構成されているのではなく、次元界の第五元素quintessenseと魂が混じり合って生まれたものである。

来訪者は定命の者mortalとは違って、死ぬと第五元素が故郷の次元界のエネルギーになったり、他の次元界のエネルギーになったりしてしまうので、基本的に定命の者をそうするように、通常の魔法で蘇生することは出来ない。

一部の来訪者は物質界と強い繋がりを持っているため、物質界に住んでおり、食事や睡眠もするし、魔法で蘇生することも出来る。

こういった来訪者の中には、ラクシャーサ、ティーフリング、アアシマール、オニといった種族がいる。

ちなみに、ファラズマは蘇生される予定がある者は魂の河に残しておいて、来訪者にはしないため、冒険者達が勝手に来訪者にされてやべえええ、ということは基本的にない。

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